みなさんこんにちは!
つい先日、不登校はずるいという意見をみかけました。
この意見を見たときに、学生時代に不登校の事を悪くいう人がいたことを思い出しました。
ただ、不登校について詳しく調べたり学ぶほど、逃げや甘えなどではないと強く意識するようになりました。
一方で、毎朝早起きして学校に登校しテスト対策や部活などをしている子も自身の生活の中でつらい事やしんどい事に相対しているので、「いいなー。」や「ずるい。」と感じてしまうのも無理もありません。
隣の芝生は青いという言葉があります。余裕がなくなってくると周りのいいところばかりが見えてきてしまいます。そして自分自身の環境に関して客観的に見るのが難しくなってきます。
だから、登校できている子は不登校生を、不登校の子は逆に登校できている子を羨ましいと感じます。
しかし、本当に大切なことは各々の自分自身の状況、課題についていい事、悪い事を認識し将来に向けて取り組むことだと思います。
そこで、今回は不登校はずるいのか?というテーマで記事を書いていきたいと思います。
不登校は「ずるい」?
「学校に行かないなんてずるい!」
そう思ったことはありませんか?
もしかしたら、学校に行っている自分と比べて、
「ずるい」
と感じてしまうのは当然かもしれません。
しかし、不登校の背景には、様々な理由があり、
本人もなぜ学校にいけないのかわからず苦しんでいる場合も多くあります。
- 家庭環境の問題
- いじめ
- 学校の授業についていけない
- 人間関係の悩み
などなど、実に様々な要因が考えられます。
そして、多くの場合、これらの要因が複雑に絡み合い、学校に行くことが困難な状況に追い込まれていることがあります。
不登校って、どういうこと?
不登校は、複雑な問題であり、その背景や原因、症状は一人ひとり異なります。
本人が理由を自覚していない場合も
不登校の理由は複雑で、本人が明確に自覚できないことも少なくありません。
無意識のうちにストレスを感じていたり、心がSOSサインを出している可能性もあります。
そのため、決して逃げや甘えなのではなく、正当な心の防衛手段なのです。
身体症状が現れる場合も
登校時に頭痛、腹痛、吐き気などの身体症状が現れる場合があります。不登校生は心理的なストレスが身体に影響を与えることで、学校に登校するだけで、これらの症状に苦しむ場合があります。
なぜ、不登校になってしまうの?
不登校の原因は、個人だけの問題ではありません。だから、不登校になったからといって、本人が悪いわけではないのです。
- 社会の変化: 競争社会や情報過多など、現代社会の変化が子どもたちにストレスを与えている可能性があります。
- 教育制度の問題: 画一的な教育やいじめなど、学校側の問題も不登校の背景になり得ます。
- 家庭環境: 家庭内の不和や過干渉など、家庭環境の問題も不登校に影響することがあります。
- 本人の要因: 精神的な不安定さ、身体的な不調、学校生活への不満なども、不登校の原因となることがあります。
不登校になってしまったら?
早期発見・早期対応が大切
不登校のサインを見つけるために
お子さまが不登校になる前に、周囲の大人が気付けるサインがあります。 早期発見・早期対応のためにも、以下のサインに注意してみましょう。
身体的なサイン
- 朝起きるのがつらい、なかなか起きられない
- 食欲がない、朝ごはんを食べない
- 頻繁に頭痛や腹痛を訴える
- 疲れやすい、元気がない
- よく眠れない、寝つきが悪い
精神的なサイン
- 以前よりも口数が減った
- 表情が暗く、元気がない
- 些細なことでイライラする
- 自分の部屋に閉じこもりがち
- 好きなことにも興味を示さない
- 将来について悲観的な発言をする
学校生活でのサイン
- 忘れ物や遅刻が増える
- 宿題をしない、提出しない
- 成績が急に下がる
- 友達との関係がうまくいかない
- 学校での出来事を話したがらない
その他のサイン
- 服装や身だしなみに無頓着になる
- 遅刻や欠席が増える
- 学校に行きたくないと訴える
- 体調不良を理由に学校を休みがちになる
これらのサインは、あくまで一例です。 お子さまによってサインは異なりますので、普段の様子と比べて変化がないか、注意深く観察することが大切です。
もし少しでも気になることがあれば、まずはお子さまに優しく声をかけてみましょう。 「最近どう?」「何か困っていることはない?」など、 お子さまの気持ちを尊重しながら、じっくり話を聞いてあげてください。
必要に応じて、担任の先生やスクールカウンセラー、 専門機関に相談することも検討しましょう。 早期発見・早期対応が、お子さまの心のケアにつながります。
医師、カウンセラー、スクールカウンセラーなど、専門家のサポートを受けましょう。
周囲の理解と協力
家族、学校、地域社会が連携し、子どもを支えることが大切です。
フリースクールや適応指導教室の利用
学校以外の居場所や学びの場も検討してみましょう。
本人や家族へのメッセージ
本人へ
不登校は君のせいじゃない。
色々不安や悩みがあったり、つらい思いもしたと思う。
そんな中、よく頑張ってる。
でも、一人で抱え込まないで家族や周りの信頼できる人に話してみて。
きっと助けになる。
家族へ
悩みや不安を抱えてることと思います。
そのため、焦って学校に行かせようとしたり、
叱りたくなりますが、
先ほど説明した通り、本人も理由が分からないことがあるんです。
親だからこそ感じる不安や悩みは当然ですが、
無理に学校に行かせず、本人の気持ちを尊重し、じっくり話を聞いてあげてください。
なかなか悩んでいることや不安な事を言葉にするのは、
簡単な事ではないので、
出来るだけ寄り添って、話してくれたらありがとうや力になる等の声掛けをお願いします。
専門家のサポートも検討にいれておくといいと思います。
最後に
不登校は決して恥ずべきことではありません。
適切な対応とサポートがあれば、解決の道は必ず開けます。
WhyLabでは、不登校の生徒とそのご家族を全力でサポートします。
学習面だけでなく、心のケアも大切にし、生徒が安心して学習できる環境を提供しています。
また、学校復帰を目指す生徒には、個別に学習計画を作成し、学校復帰に向けたサポートも行っています。
WhyLabは、生徒一人ひとりの状況や課題に寄り添い、共に成長できるようサポートします。
お気軽にご相談ください。
家庭教師のWhyLab 〜学び方を学ぶ家庭教師〜
住所:長野県松本市桐1-4-22
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