2025.11.02
2025年 夏期講習のこと——七人の夏、僕の夏
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2025/08/20
2025年 夏期講習のこと——七人の夏、僕の夏
夏の終わりが近い。教室の机を拭きながら、この一か月のことを考えている。
始まりは七月の末だった。生徒は七人。中一が二人、中三が二人、高一が一人(最終週から急に加わった)、高二が一人、高三が一人。小さな数字だ。でも、僕には十分すぎる人数だった。顔が見える。声が届く。約束が守れる。そう思えた。
この夏は、待たなかった。WhyLabを始めた意味を、ここで確かめたかったからだ。僕が決めたのは、ただ一つ。「生徒に本気で還元する」。かっこいい言葉はいらない。やることを決めて、毎日、手を動かす。やったことを見直して、次の一手を決める。それを続けるだけだ。
結果、誰も途中でいなくならなかった。継続率は百パーセント。体調不良や急な用事はあったけれど、振替で戻ってきた。授業のない日にも自習に来る子が増えた。入室して、座って、ノートを開いて、気づけば閉館の時間になっていた。そんな日が、当たり前になっていくのを見た。
質問の質も変わった。「わからない」ではなく「ここまでは分かった。次の一手はどれか」と聞かれることが増えた。前提を示し、根拠を持って、詰まりを言葉にする。小さな変化だけれど、僕はそこに学びの芯を見る。自分の頭で考えようとする気配が、教室の空気を少しずつ変えていく。
印象に残っている場面がある。講習前の模試で落ち込み、机に頬をつけていた中学生。入試形式にのまれて点が伸びなかった子だ。僕らはまず、目標を言葉にした。計画を一緒に作り、毎日、短くていいから振り返ることにした。必要だと思えば、彼女のほうから「課題をください」と言いに来るようになった。夏のうちに社会は一周、理科は中一・中二の復習を終え、数学は予習に入った。明日のテストで、肩の力を抜いて、いつもの力を出してくれたらいい。
もう一人。六月に入ってきた高三の女の子。薬学部志望。前の塾が合わなかったようで、学びが止まっていた。物質量——高校化学の入口でつまずいたまま、時間だけが過ぎていたという。それでもこの夏、彼女は毎朝十時に来て、夜は九時から十時ごろまで自習を続けた。基礎計算が安定して、ようやく過去問に向けた土台が見えてきた。志望校まではまだ距離がある。けれど、やり切る生活のリズムと、並走する関係はできた。ここから伸ばせる。
保護者の方から、こんな言葉をいただいた。「今までこんなに頑張っている姿を見たことがない。先生の影響だと思う。この調子で、結果につながればうれしい」。
高三の彼女は、ぽつりと言った。「もっと早くこの塾に来ればよかった」。
僕は、結果だけを価値だとは思っていない。本気になった経験は、その先の生き方を変える。数字はあとからついてくる。だから僕は、願いに正面から向き合う。比べる相手は、昨日の自分でいい。失敗は、データだ。
この一か月、目標はそれぞれだった。共テ模試の点を追う子もいれば、夏明けの総合テストに照準を合わせた子もいる。やることは違っても、進め方は同じだ。問いから始めて、原因を言葉にして、次の一手を決める。計画を回す。うまくいかなければ、直す。静かな繰り返しの中で、少しずつ、自分の意思で学ぶという芽が立ち上がっていく。
この夏は出発点だ。WhyLabを名乗る以上、僕の本気から始めるしかない。秋からは、過去問演習と弱点のつぶし込みを丁寧にやる。学習記録も見える化していく。志望校までの道筋を、もっとはっきり示したい。
北松本駅の近くで、扉を開けて待っている。見学でも、相談だけでもいい。気になったら、来てほしい。
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#本気で向き合う
【松本市|高校・大学受験対策ならWhyLab】
個別指導WhyLabは、「自分で考え、未来を生き抜く力」を育てる個別指導塾です。
学力を伸ばすのに近道はありません。「近道は地道」——だからこそ、正しい努力を徹底できる環境に身を置くことが重要なのです。
✅ 高校受験・大学受験どちらも対応
✅ 数学・理科指導のプロ
✅ 定期テスト対策 × 受験対策を両立
✅ 学習計画を立て、実行し、振り返る習慣をつける
個別指導WhyLabでは、一人ひとりに合った学習計画を立て、着実に実行し、必要に応じて軌道修正を行います。
努力の方向性を誤らず、やるべきことに集中できるからこそ、確実な成長が生まれます。
地道な積み重ねが、自信につながり、やがて合格という結果につながる。
個別指導WhyLabで、本当に意味のある学びを始めてみませんか?
📍 北松本駅徒歩3分 | 無料体験受付中!
📩 体験申込はこちら → [LINE公式アカウント] https://lin.ee/AvyeF6X
夏の終わりが近い。教室の机を拭きながら、この一か月のことを考えている。
始まりは七月の末だった。生徒は七人。中一が二人、中三が二人、高一が一人(最終週から急に加わった)、高二が一人、高三が一人。小さな数字だ。でも、僕には十分すぎる人数だった。顔が見える。声が届く。約束が守れる。そう思えた。
この夏は、待たなかった。WhyLabを始めた意味を、ここで確かめたかったからだ。僕が決めたのは、ただ一つ。「生徒に本気で還元する」。かっこいい言葉はいらない。やることを決めて、毎日、手を動かす。やったことを見直して、次の一手を決める。それを続けるだけだ。
結果、誰も途中でいなくならなかった。継続率は百パーセント。体調不良や急な用事はあったけれど、振替で戻ってきた。授業のない日にも自習に来る子が増えた。入室して、座って、ノートを開いて、気づけば閉館の時間になっていた。そんな日が、当たり前になっていくのを見た。
質問の質も変わった。「わからない」ではなく「ここまでは分かった。次の一手はどれか」と聞かれることが増えた。前提を示し、根拠を持って、詰まりを言葉にする。小さな変化だけれど、僕はそこに学びの芯を見る。自分の頭で考えようとする気配が、教室の空気を少しずつ変えていく。
印象に残っている場面がある。講習前の模試で落ち込み、机に頬をつけていた中学生。入試形式にのまれて点が伸びなかった子だ。僕らはまず、目標を言葉にした。計画を一緒に作り、毎日、短くていいから振り返ることにした。必要だと思えば、彼女のほうから「課題をください」と言いに来るようになった。夏のうちに社会は一周、理科は中一・中二の復習を終え、数学は予習に入った。明日のテストで、肩の力を抜いて、いつもの力を出してくれたらいい。
もう一人。六月に入ってきた高三の女の子。薬学部志望。前の塾が合わなかったようで、学びが止まっていた。物質量——高校化学の入口でつまずいたまま、時間だけが過ぎていたという。それでもこの夏、彼女は毎朝十時に来て、夜は九時から十時ごろまで自習を続けた。基礎計算が安定して、ようやく過去問に向けた土台が見えてきた。志望校まではまだ距離がある。けれど、やり切る生活のリズムと、並走する関係はできた。ここから伸ばせる。
保護者の方から、こんな言葉をいただいた。「今までこんなに頑張っている姿を見たことがない。先生の影響だと思う。この調子で、結果につながればうれしい」。
高三の彼女は、ぽつりと言った。「もっと早くこの塾に来ればよかった」。
僕は、結果だけを価値だとは思っていない。本気になった経験は、その先の生き方を変える。数字はあとからついてくる。だから僕は、願いに正面から向き合う。比べる相手は、昨日の自分でいい。失敗は、データだ。
この一か月、目標はそれぞれだった。共テ模試の点を追う子もいれば、夏明けの総合テストに照準を合わせた子もいる。やることは違っても、進め方は同じだ。問いから始めて、原因を言葉にして、次の一手を決める。計画を回す。うまくいかなければ、直す。静かな繰り返しの中で、少しずつ、自分の意思で学ぶという芽が立ち上がっていく。
この夏は出発点だ。WhyLabを名乗る以上、僕の本気から始めるしかない。秋からは、過去問演習と弱点のつぶし込みを丁寧にやる。学習記録も見える化していく。志望校までの道筋を、もっとはっきり示したい。
北松本駅の近くで、扉を開けて待っている。見学でも、相談だけでもいい。気になったら、来てほしい。
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学力を伸ばすのに近道はありません。「近道は地道」——だからこそ、正しい努力を徹底できる環境に身を置くことが重要なのです。
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✅ 定期テスト対策 × 受験対策を両立
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努力の方向性を誤らず、やるべきことに集中できるからこそ、確実な成長が生まれます。
地道な積み重ねが、自信につながり、やがて合格という結果につながる。
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