こんにちは、皆さん!今日は、学習効率を上げるための具体的な4つの戦略について紹介します。これらは学習心理学に基づいたもので、どれも手軽に取り入れることができます。それでは一つずつ見ていきましょう。
学習効果をアップする!中高生のための4つの戦略
1. 小さな報酬を設定する
最初に提案する戦略は、「小さな報酬を設定する」ことです。学習という行為は目標達成の喜びや結果への期待感によって励みとなりますが、一方で努力や時間、時には苦痛を伴うこともあります。このような学習のハードルを下げる効果的な方法が、自分自身に小さな報酬を設定することです。
具体的には、例えば「1時間勉強したら、自分の好きなスナックを一つ食べる」などが考えられます。この報酬はお金ではなく、時間や好きなものに関連するものが良いでしょう。なぜなら、これらの報酬は自分自身の感情に直接関わり、すぐに得られるため、直接的な喜びや達成感に繋がります。
また、この報酬設定の際には、学習の目標を具体的にし、それが達成可能なものであることを確認しましょう。あまりに高い目標を設定してしまうと、その達成が困難になり、逆に学習意欲を失ってしまうことがあります。
2. 独り言を使う
次に、「独り言を使う」という戦略です。一見、独り言というと独特なイメージを持つかもしれませんが、これは学習の深化に非常に有効な手法です。人は言葉にすることで自分の考えを整理し、理解を深めることができます。この原理を利用し、学習内容を独り言で説明することで、知識の定着と理解の深化を図ることができます。
学習中に自己対話を行うことで、記憶の定着が促進されます。また、独り言は自己理解の手助けにもなり、自分が何を理解していて何を理解していないのかを明確にすることができます。さらに、独り言はメタ認知という思考のプロセスを活性化させます。メタ認知とは、自分自身の学習や理解を振り返り、評価する能力のことで、これが高まることで集中力や思考力も向上します。
では、具体的にどのように独り言を使って学習すればいいのでしょうか。ここでは3つのパターンをご紹介します。
1. 実況パターン
: 自分が学習している内容を、まるで解説者のように説明します。「今、私はこの問題の解き方を学んでいる。まず、ここに2を足すと…」
2. 質問パターン
: 自分自身に質問を投げかけ、それに答えることで理解を深めます。「これはなぜそうなるのだろう?」「これがどのように関連しているのか?」
3. 要約パターン
: 学習した内容を自分の言葉で要約します。これにより、情報を整理し、理解を深めることができます。「この章で学んだことは…」
また、難解な内容に出会った時には、「おちょくり読み」を試してみてください。難解な内容を楽しく読むことで、理解のハードルを下げ、記憶に残りやすくなります。
これらの方法を試すことで、あなたの学習は一段と効果的になるはずです。ただし、公共の場所では他人の迷惑にならないよう、心の中で独り言を言うなど、場所や状況に応じた方法を選びましょう。
3. サボりからの復帰を早くする
三つ目の戦略は、「サボりからの復帰を早くする」です。ここで重要なのは、「サボる」という行為を否定するのではなく、その事実を受け入れ、それを上手くコントロールする方法を見つけることです。
サボる、つまり、一時的に学習から離れること自体は、集中力のリセットやリラクゼーションにとって必要なことです。しかし、問題は、サボった後にどれだけ早く学習に戻ることができるか、という点です。サボった時間が長ければ長いほど、再開するハードルは高くなります。なので、計画的にサボる時間を設け、その後、いかに早く学習に復帰するか、という戦略が求められます。
たとえば、一日の学習時間を4時間と設定したとします。しかし、誰しも集中力には限界があり、4時間一気に集中して勉強をすることは難しいでしょう。そこで、4時間の学習時間を1時間ずつに分け、それぞれの学習時間の間に15分のサボり時間を設けるという方法があります。この15分間は、好きな音楽を聴いたり、お菓子を食べたり、自由に過ごします。そして、15分が過ぎたら、必ず学習に戻る、というルールを設けます。これにより、一時的に気分転換をしつつも、サボりからの復帰をスムーズに行うことができます。
また、サボりからの復帰を助けるための報酬も有効です。例えば、「サボり時間が終わったら、好きな飲み物を一杯飲む」、「学習に戻ったら、5分間だけゲームをする」などの報酬を設定することで、学習に戻る動機付けにつながります。
このように、サボるという行為を全否定するのではなく、それを上手くコントロールし、学習時間に組み込むことで、持続可能な学習習慣を形成することができます。サボること自体は悪いことではありません。大切なのは、そのサボりをどのようにコントロールし、学習に役立てるか、ということです。
4. 先延ばしを避ける
最後に、「先延ばしを避ける」という戦略です。人間はどうしても「今すぐやらなければならないこと」に対して、より優先度を置きがちです。しかし、これが「重要だけど急がないこと」、つまり長期的な学習などを先延ばしにしてしまう原因となります。
この先延ばしを防ぐためには、大きな目標を小さな目標に分割し、それぞれに期限を設けることが有効です。例えば、試験勉強をする場合、全範囲を一晩で終わらせようとすると圧倒的な量に怖気づいてしまうこともあります。その代わりに「今日は数学のこの範囲を理解する」、「明日は英語の単語を50個覚える」など、具体的で達成可能な小目標を設定することで、達成感を得やすくなります。
また、これらの小目標を達成した際には、前述の「小さな報酬を設定する」戦略を応用して、自分に褒美をあげるのも良いでしょう。これにより、先延ばしを防ぎながら、学習へのモチベーションを維持することができます。
さらに、先延ばしになる原因の一つに、「やるべきことが明確でない」「何から始めて良いかわからない」という不確定性があります。これを解消するためにも、学習計画を立て、それを具体的に書き出すことが有効です。
学び方を学ぶ家庭教師とは?
この記事で紹介した学習の戦略は、実際に実践してみるとその効果を実感できるはずです。しかし、自分一人で始めるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。そんな時には、私たちが運営している家庭教師サービスをご活用ください。
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そして、学習は一回きりの行為ではありません。振り返りを行い、何がうまくいったのか、何を改善すべきなのかを見つけ出すことで、より効果的な学習方法を見つけ出すことができます。私たちの家庭教師は、その一連の流れを自然に行えるようサポートします。
学習の戦略はたくさんありますが、その中でも最適なものを見つけるのはなかなか難しいものです。私たちと一緒に、あなたにとって最高の学び方を見つけてみませんか?私たちは、あなたの学習のパートナーとして、全力でサポートします。
個別指導のWhyLab 〜学び方を学ぶ個別指導〜
住所:長野県松本市桐1-4-22
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